在日同胞の生活を考える会
「在日同胞の生活を考える会」へようこそ!
「在日同胞の生活を考える会」は、
- 日本社会で在日として生きていこうと決意した同胞が、より豊かでより幸せに人生を送っていけるような環境を作っていきます。
- 在日としてのアイデンティティーを確立して生きていけるよう、在日の仲間とともに模索していきます。
- 在日が日本社会で抱える様々な悩み-結婚・就職・老後-の解決を目指します。
- 年齢・性別・職業・学歴・国籍を問わず、誠実に生きていこうとする全ての在日に対して開かれた広場です。
- 民主的話し合いの原則と、「みんなで決めてみんなで実行」の精神を大切にします。
- すべての方針は草の根的ボランティア活動によって実行し、必要な資金は会員が納入する会費によって100%まかなっています。
また「在日同胞の生活を考える会」では、同胞同士の繋がりと親睦を深めるための様々な集いも開催しています。
私たちは、共に考え共に汗を流し、より豊かでより幸せに生きることを目指していく在日の参加を心より歓迎しております。
ぜひ一度、「在日同胞の生活を考える会」事務所にお立ち寄りください。
第6回在日市民フォーラムを開催いたしました!
2023年11月18日(土)13:00より、渋谷区立勤労福祉会館にて「在日の自画像と在日アイデンティティ」をテーマとする第6回在日市民フォーラムを開催致しました。今回の市民フォーラムも、オンラインで複数の方にご参加いただいてのハイブリッド開催となりました。
当日の議論では、日本社会を含め在日を取り巻く環境が、在日のアイデンティティ形成に対して寛容とは言えない中、多くの在日が自らのアイデンティティを見いだせないでいる、アイデンティティ・クライシスを脱せないでいる、という現状が話されました。一方で、朝鮮民族の一員であり、日本社会の市民でもあるという在日の「民族的・市民的両義性」を踏まえれば、前向きな在日アイデンティティ形成が展望できる...、在日一人一人が、それぞれの現場で、在日アイデンティティを確立して自分らしく生きていくことはできるはずだし、自らもそのように生きていきたい、という前向きな意見も出されました。
今回の市民フォーラムは、市民フォーラムでの事務局報告や議論の内容を含め、これまで「考える会」で作成した様々な書籍や資料をまとめた小冊子「在日の明日を考える『新しい在日の自画像と在日アイデンティティ1』」を参加者に事前送付し、議論を行いました。そして参加者からは、この小冊子を、より多くの在日として生きようと考えている在日が...、また、より多くの心ある朝鮮半島・世界各地の同胞や日本社会の市民・友人たちが、手に取れるようにしていくことにつき、基本的な賛同を得ることができました。また、来年以降もこの市民フォーラムを開催することを含め、在日アイデンティティ、在日としての生き方について語り合う場を、さらに増やしていくべきなのではないか、という意見も出されました。
「市民フォーラム」開催を通じて得た貴重な意見・提言をもとに、在日一人一人の「より良い生活」の実現に資するべく、引き続き取り組んでいきたいと思います。
第6回在日市民フォーラム(市民討論会)開催のご案内
日時 : 11月18日(土)13:00~17:00
場所 : 渋谷区立勤労福祉会館(オンライン同時開催)
【開催主旨】
すでに毎年恒例となっています「在日市民フォーラム」、今年も在日市民の皆さまが広く直接ディスカッションのできる場として、第6回在日市民フォーラムを11月18日(土)に開催いたします。
過去のフォーラムでは、参加者全員の経験や考えを共有しながら、在日がアイデンティティ・クライシスに直面しつつも、「本国人でもなく日本人でもない浮き草的存在」「在日はもはや消滅するしかない存在」などではなく、ウリ民族が多様化する中で独自の存在となった在日、日本に「定住」した市民としての在日、すなわち「在日化した在日」として、「在日の自画像」を素描しました。同時に「意識としての在日」=「在日アイデンティティ」も大きな変貌を遂げ、現代の多様化した民族概念を基礎とする「新しい民族的価値」と、日本定住を出発点にした「市民的価値」の2つを、多くの在日が共有していることを確認しました。
今回の市民フォーラムでは、今までの議論をベースに「在日の自画像」と「在日アイデンティティ」をについてまとめた出版物を皆さんと共有し、市民フォーラムにご参加の皆さんとディスカッションできればと思います。
前半では、在日の特質はウリ民族の一員であり日本社会の構成員でもある「両義性」にあることを、改めて現代在日の「自画像」のデッサン(素描)として、躍動的に、精彩に描いています。
後半では、新しい「在日アイデンティティ」について、旧来の「民族意識」や「民族性」、「民族的アイデンティティ」が、「定住」を端緒としてどのように変貌を遂げたのか、という観点から、歴史的に捉えなおす試みが行われています。
フォーラムにご参加の皆様と、「在日の自画像」と「在日アイデンティティ」をどう捉えるのか、共に考える試みです。在日の未来を展望できるように、そして在日としての人生の指針や在日と共に生きるためのヒントを共に持ち帰ることのできるような、そのような議論を続けたいと思います。既に大きく変貌した21世紀を生きる私たち在日の姿を再認識し、在日の未来についてのポジティブな手がかりを模索したいと思います。
参加者の皆さまと現代在日の「自画像」と「在日アイデンティ」を自由闊達に語り合う第6回「在日市民フォーラム」、ご参加をお待ちしております。
【第6回 在日市民フォーラム 開催要領】
日時:2023年11月18日(土) 午後1時より午後5時まで
場所:渋谷区立勤労福祉会館 第1会議室(渋谷区神南1-19-8 渋谷駅徒歩10分)
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/shisetsu/shuro/kinro.html
*当日会場参加できない方々のために、オンラインでも同時開催します。
参加費用 :(資料代含)2,000円 (フォーラム終了後懇親会予定(参加費用別途3,000円)
主催・連絡先:「在日同胞の生活を考える会」事務局 (住所:東京都渋谷区恵比寿南2―5-9 内藤ビル301号)
TEL:03-3792-3737 FAX:03-3792-1717 Mail:ZVC11217@nifty.com
ディスカッション・テーマ:
1. 在日市民から見る「在日の自画像」と「在日アイデンティティ」
2. 在日アイデンティティと在日の未来 ~ 在日のより良い生活を目指して
2023年9月19日「在日同胞の生活を考える会」事務局